木材接着士

木材接着士

接着技術は、合板、集成材、パーティクルボード等の木質材料の製造において欠くことのできない重要な役割を果たしています。「木材接着士」の資格は、JIS 及びJAS 認定工場などにおいて、木材及び木質材料相互あるいは他材料を接着して製品化する業務に従事する者に与えられます。木材接着士には、その技術と経験に基づいて、接着による製品化を安全かつ確実に行うことが求められ、工場における接着の確実性と接着製品の品質の安定確保に貢献することになります。

資格取得のためには、毎年実施される「木材接着士資格検定試験」に合格しなければなりません。試験に先立っては、「木材接着講習会」が開催され、接着の基礎知識、接着剤の一般知識、木材、木質材料及び木製品に関する一般知識、木材接着技術など求められる知識について講義が行われます。

昭和41年の創設以来、資格取得者は4、256名(平成28年3月現在)を数え、様々な木材加工・利用の現場で活躍されています。